Wi-Fiがつながらないのは何が原因?11の対処法を紹介

2025/05/14 Wi-Fi

Wi-Fiに接続しているのにインターネットが使えない場合は、スマホ・パソコンなどデバイスか、Wi-Fiルーターか、どちらかのトラブルに生じていることがほとんどです。

本記事では、デバイスとWi-Fiルーターのどちらに原因があるのかの見分け方や、原因別の対処法を紹介します。今まさにWi-Fiが使えなくて困っている場合には本記事の内容をご参考にしてください。

デバイスが原因でWi-Fiが使えない場合の対処法と、Wi-Fiルーターに問題がある場合の解決策をそれぞれ詳しく解説します。突然ネットが使えなくなったときに役立つ情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

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Wi-FiがつながらないときはデバイスとWi-Fiルーターのどちらかに原因がある

Wi-Fiに接続してもインターネットが使えない場合、まずは原因を特定することが重要です。問題の発生源は、接続するデバイスかWi-Fiルーターのいずれかに分かれます。

Wi-Fiルーターに原因がある場合、すべてのデバイスで接続ができません。たとえばスマホがつながらない時にパソコンも試してみて、どちらも接続できなければルーターのトラブルが疑われます。

一方、デバイスに原因がある場合、スマホはWi-Fiはつながらないけどパソコンならつながるといった事象が生じます。この場合、スマホの設定や通信機能に問題がある可能性が高いと判断できるわけです。

このように、原因を特定してから適切な対処法を試すようにすると、Wi-Fiへの接続を復旧させやすくなります。

端末の問題でネットにつながらないときの対処法5選

Wi-Fiに接続しているのにインターネットが使えない場合、デバイス側の問題が原因となっていることがあります。スマートフォンやPCの設定や動作が影響しているケースも多いため、まずは基本的な対処法を試してみましょう。ここでは、デバイスのネット接続を回復するための5つの方法を紹介します。

1.機内モードをオン・オフしてみる

機内モードをオン・オフすることで、ネットワーク接続のリセットが行われ、通信トラブルが解消される場合があります。Wi-Fiやモバイルデータ通信が一時的に遮断されるため、ネットワークの再接続がスムーズに行われるわけです。

またBluetoothのオン・オフも同様のリセット効果があり、通信が再開されるケースがあります。もっとも手軽にできる対処法のため、まずはこの方法を試してみてください。

2.デバイスを再起動する

機内モードの切り替えで改善しない場合、デバイスの再起動を試すと効果的です。再起動は、機内モードのオン・オフよりも強力にデバイスをリセットする手段となります。

スマートフォンやPCは、長時間使用するとバックグラウンドで動作するプロセスやアプリが蓄積し、ネットワーク接続が不安定になりがちです。

再起動することでシステムの一時データがクリアされ、不要なプロセスがリセットされるため、Wi-Fiに繋がりやすくなります。

3.ネットワークの設定をリセットする

Wi-Fiが突然つながらなくなった場合、ネットワーク設定をリセットすることで接続の不具合が解消されることがあります。

デバイス側のWi-Fi設定が初期化され、ルーターとの接続を一からやり直せるためです。新しいIPアドレスを取得すると、再びWi-Fiにつながるケースがあります。

ただし、端末に保存されていたWi-FiのパスワードやVPN設定も削除されるため、再設定が必要になる点に注意が必要です。

ネットワークの設定方法については、以下の公式ガイドを参考にしてみてください。
MacでWi-Fiネットワーク設定をリセットする/削除する
Android のバージョンを確認して更新する

4.デバイスのアップデートを実行する

iOSやAndroidなどのソフトウェアアップデートの内容には、Wi-Fi接続に関するバグ修正が含まれる場合があります。よって最新のバージョンにアップデートされていない場合、不具合が残ったままになり、Wi-Fiに接続できない原因になる可能性があります。

基本的に、自動更新が有効になっている場合は常に最新のバージョンが適用されますが、うまくWi-Fiにつながらないときにはアップデート状況を再確認しておくのも良いでしょう。

アップデートの状態を確認する方法が不明な場合、以下の公式サポートページを参考にしてください。iPhone や iPad をアップデートする – Apple サポート (日本)
Android のバージョンを確認して更新する – Android ヘルプ

5.セキュリティソフトのファイアウォールを調整する

ファイアウォールは、外部(インターネット)と内部(PCやスマホ)の間で不正な通信をブロックし、安全な通信を許可する機能です。セキュリティソフトのファイアウォール機能が、Wi-Fi通信を不正なアクセスと誤認し、ブロックしてしまうケースがあります。

そこでセキュリティソフトのファイアウォールのレベルを一時的に弱くして、Wi-Fi接続が改善するか確認してください。改善が見られれば原因はファイアウォールであると判断できます。

ただし、ファイアウォールの設定を弱めたままインターネットを利用すると、不正アクセスのリスクが高まるため注意が必要です。

ファイアウォールの設定を適切なレベルに戻し、利用したいWi-Fiネットワークを「信頼済みネットワーク」に追加することで、ファイアウォールによる制限を回避しつつ、安全に接続できるようになります。

Wi-Fiルーターの問題でネットにつながらないときの対処法6選

Wi-Fiルーターは利用状況によって通信が不安定になることがあり、適切に対処すれば接続が回復するケースも少なくありません。ここでは、Wi-Fiルーターの問題でネットがつながらないときに試したい6つの対処法を紹介します。

1.回線障害が生じていないかを確認

Wi-Fiが突然使えなくなった場合、そもそもサービス提供者の方で回線障害が生じている可能性があります。まずは、契約している回線事業者・プロバイダの公式サイト・SNSで障害情報を確認しましょう。

回線事業者→プロバイダの順番で確認するのが良いですが、近年は回線事業者とプロバイダが一体型のサービスもあり、この場合、ワンストップで障害情報を確認できます。

回線障害が発生している場合、個人で解決することは難しく、復旧を待つしかありません。

2.周波数帯を変更してみる

Wi-Fiルーターは、5GHzと2.4GHzの2種類の周波数帯を持っています。それぞれの特性によって接続が不安定になることがあるため、適切な周波数帯を選ぶことで通信状況が改善する可能性があります。

2.4GHzは、壁や床などの障害物に強く、遠くまで電波が届きやすいのが特徴です。ただし、電子レンジやBluetooth機器などと電波干渉を起こしやすく、通信速度は5GHzよりも遅くなる傾向があります。

一方、5GHzは通信速度が速く、電波干渉も少ないため、快適にインターネットを利用しやすい性質です。しかし障害物に弱く、Wi-Fiルーターから離れると接続が不安定になることがあります。

このようにどちらの周波数にも強みがある反面、弱点がありWi-Fiが繋がらなくなる可能性があるのです。

周波数帯はデバイスのWi-Fi管理の画面から切り替えられます。Wi-FiのSSIDが「◯◯◯◯◯-g」なら2.4GHz、「◯◯◯◯◯-a」なら5GHzです。デバイスのWi-Fi設定で適切な周波数帯を選択し、接続を試してみてください。

3.Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターのトラブルを解消するために、再起動は有効な手段です。ルーターは長時間稼働すると熱を持ち、動作が不安定になることがあります。

再起動する際はWi-Fiルーターの電源コードをコンセントから抜き、1分ほど放置して放熱させてから電源を入れ直してください。これにより、内部のエラーがリセットされ、正常に動作する可能性があります。

エラーランプが点灯している場合でも、再起動によって改善することがあるため、一度試してみるとよいでしょう。

4. Wi-Fiルーターの設置場所を変える

Wi-Fiルーターの設置場所によって、電波の届き方が変わります。以前と同じ場所に設置していても、周囲の家具や家電の配置が変わると電波の妨げになることがあります。

たとえばテレビや電子レンジが近くにあると、電磁波がWi-Fiの電波を干渉し、通信が不安定になることがあります。また、水槽や加湿器など水分を含むものの近くに置くと、電波が吸収されやすくなり、接続が悪くなることもあります。

周囲の環境に合わせて適切な場所に移動させることで、接続状況が改善する可能性があります。

(Wi-Fi設置場所の記事への内部リンク)

5.Wi-Fiルーターを初期化・再設定する

Wi-Fiルーターを再起動しても改善しない場合、初期化を試すのも有効です。初期化すると工場出荷時の状態に戻り、設定の不具合をリセットできます。多くの場合、ルーターのリセットボタンを長押しすることで初期化が実行され、自動的に再起動が行われます。

初期化後は再設定が必要になるため、取扱説明書やメーカー公式サイトで手順を確認しましょう。再起動より手間がかかりますが、どうしてもWi-Fiにつながらない場合の最終手段として有効です。

6. Wi-Fiルーターを買い替える

Wi-Fiルーターの初期化・再設定を試しても改善しない場合、ルーターの買い替えも検討しましょう。

Wi-Fiルーターの寿命は約4〜5年とされており、長期間使用していると性能が低下します。また、ルーターは熱やホコリの影響を受けやすく、使用環境によっては寿命より早く不具合が出ることもあります。

最新規格であるWi-Fi 6対応ルーターに買い替えることで、通信速度の向上や安定したネットワーク環境を実現できます。従来のWi-Fi 5よりも約1.4倍の通信速度を誇り、周波数帯の自動切り替え機能によって最適な接続を選択できるため、快適なインターネット環境が期待できます。

(Wi-Fi6の記事へ内部リンクで繋ぐ)

Wi-Fiルーターの入れ替えと一緒に光回線サービスも見直すのがおすすめ

Wi-Fiルーターが古くなっている場合、光回線の契約もそのままの業者という場合はないでしょうか?。光回線の種類によってはキャンペーンも切れて、契約当初より費用が高くなっている場合もあります。

そこでWi-Fiルーターの入れ替えと一緒に、快適な光回線サービスへの見直しも行うのがおすすめです。快適なネット環境を現在よりコスパよく使える場合もあります。

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Wi-Fiの繋がらない原因をつきとめ、対処法を試してみよう。

Wi-Fiが突然つながらなくなった場合、まずは原因を特定することが大切です。デバイスの問題なのか、Wi-Fiルーターのトラブルなのかを切り分けることで、適切な対処法が見えてきます。

デバイス側のトラブル であれば、機内モードの切り替えや再起動、ネットワーク設定のリセット、OSのアップデートなどを試すことで解決することがあります。

一方、Wi-Fiルーターのトラブルならば、ルーターの再起動や周波数帯の変更、設置場所の見直しなどが有効です。

ただしルーターの寿命は4〜5年とされています。そもそもルーターが古くなっている場合には買い替えが必要かもしれません。最新のWi-Fi6に対応したモデルのルーターに買い替えることで、より快適なネット環境を作れるため、ぜひ試してみましょう。