光回線の工事ってどんな流れ?申し込み前に押さえておくべき知識と4つの注意点を詳しく解説

2025/03/22 光回線

自宅で快適なインターネット環境を整えるには、光回線の導入が最適です。光回線を利用する場合には基本的に工事が必要になりますが、どのような手順で進むのか分からず、不安に思う場合も多いでしょう。

本記事では全国で光回線サービスを展開する「株式会社ITSUKI」が監修のもと光回線の工事の流れや費用の相場、申し込み時の注意点を詳しく解説します。引っ越しのタイミングで新しく光回線を導入したい方や、現在の住まいにインターネット環境を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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光回線を利用するには基本的に工事が必要

Wi-Fiを利用する方法はいくつかあり、光回線を使う場合は工事が必要です。光回線は、高速で安定した通信ができるため、快適なインターネット環境を求める人に適しています。

光回線を導入するには、自宅内に光ファイバーケーブルを引き込む工事を伴います。光ファイバーケーブルは主に電柱に設置され、インターネットのデータ通信に使われるケーブルです。

たとえばリモートワークやオンライン会議をスムーズに行うためには、安定した通信環境が欠かせません。オンラインゲームを楽しむ場合も、高速かつ遅延の少ないネット環境が求められます。

さらに、家族全員が同時にインターネットを使う場合のように大容量データのやり取りが多い場合も、光回線が最適な選択肢となるでしょう。

工事なしでWi-Fiを利用する方法はある

マンションなど集合住宅にお住まいの方や、既に自宅に光回線の引き込みを行った事があり、設備がある方は、新たな回線工事なしで光回線の利用が可能な場合があります。自宅の設備状況など詳しくは光回線の事業者へ問い合わせをしてみましょう。

また、光回線の工事をせずにWi-Fiを利用する方法として、ホームルーターモバイルWi-Fiが挙げられますが、契約プランによってはデータ容量に上限があり、大容量プランほど月額料金が高くなる傾向があります。

光回線と比べると通信速度や安定性に劣るため、オンラインゲームやリモートワークなど高速かつ安定した環境が必要な場合は、光回線の方が適しています。

5G対応のホームルーターやモバイルWi-Fiは、以前と比べて通信速度や安定性が向上しています。それでも、高速で快適なインターネット環境を求めるなら、光回線の方が優れた選択肢となるでしょう。

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光回線を利用するために必要な機器

光回線を利用するためには以下の2つの機器が必要です。

  • 光コンセント
  • ONU(光回線終端装置)

光コンセントは、光ファイバーケーブルを室内へ引き込むための接続ポイントです。「光」と書かれた差込口があるコンセントで、電源コンセントと一体化しているものや、単独で設置されるものがあります。

すでに光コンセントが設置されている住宅では、追加工事なしで光回線を利用できる場合がありますが、設置されていない場合は工事が必要です。

ONU(光回線終端装置)は、光回線の信号をパソコンやWi-Fiルーターで扱えるように変換する装置です。ONUとWi-Fiルーターを接続することで、無線でインターネットが利用できます。通常、光回線を申し込むとONUは 回線事業者からレンタル提供されるため、別途購入する必要はありません。

光コンセントは光ファイバーケーブルの物理的な接続ポイントであり、ONUは通信信号を変換する装置として機能します。

光回線工事は何をする?流れを解説

光回線の工事は、以下の手順で進められます。

STEP1.光ファイバーケーブルの配線
電柱に設置された光ファイバーケーブルを、自宅の外壁まで引き込みます。

STEP2.室内への引き込み
電話線の配管やエアコンのダクトを活用して、光ファイバーケーブルを外壁から室内へ通します。
ただし、配管やダクトを通せない場合は、外壁に直径1cm程度の穴を開ける工事が必要になることがあります。そのため、集合住宅では事前にオーナーや管理会社に相談しましょう。

STEP3.光コンセントの設置
室内の適切な位置に光コンセントを設置し、光ファイバーケーブルを接続します。

STEP4.ONUの設置と接続
光コンセントとONUを接続し、インターネット環境を整えます。

STEP5.開通テスト
設置が完了したら、回線の動作確認を行い、正常にインターネットが利用できるかチェックします。開通が確認できれば工事完了です。

STEP6.自宅での機器接続
工事完了後は、ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、パソコンやスマートフォンの設定を行います。これで、光回線を利用したインターネット環境が整います。

光回線の工事費用の相場

光回線の工事費用は、契約するプロバイダーや回線事業者によって異なりますが、20,000〜50,000円程度が一般的な目安です。

工事費を抑えたい場合は、新規申し込みキャンペーンや乗り換えキャンペーンを活用するとよいでしょう。これらのキャンペーンを利用することで、工事費の割引や無料対応が受けられる場合があります。

また、工事を依頼する際は日程にも注意が必要です。土日や祝日に工事を依頼すると、追加料金が発生する場合があります。割増料金が設定されている場合については、平日の日中に工事の予約を入れることを推奨します。

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申込から工事が行われるまでの期間や工事の時間

光回線の工事が完了するまでの期間は、申し込みから2週間〜2カ月程度が一般的です。

特に引っ越しシーズン(3月〜4月、9月〜10月)は予約が集中するため、希望日程での工事が難しくなる場合があります。よって早めに申し込むことで、スムーズに開通できます。

また工事にかかる時間は、1〜2時間程度が目安です。ただし、建物の構造や配線状況によっては、作業時間が前後することもあるため、前後の予定も調整して余裕を持って立ち会いができるようにしておくとよいでしょう。

光回線を申し込む際に押さえておくべき4つの注意点

光回線を申し込む際に押さえておくべき4つの注意点を紹介します。

1.工事を行えない場合がある

光回線の工事は、すべての建物で行えるわけではありません。工事を依頼する前に、自宅の環境や契約可能な回線を確認する必要があります。

①お住まいの地域や建物の影響

光回線は、対応エリア内でのみ利用できます。

たとえば、NTT東日本・NTT西日本が全国的に提供する「フレッツ光」でも、一部地域では未対応です。依頼する事業者によってはエリアが限られる場合もあり、事前に工事を依頼する事業者のサービス提供状況を確認しておくことが推奨されます。

また、提供エリア内であっても、電柱が住宅の近くにない場合などは工事ができない場合があります。さらに、電柱よりも高い位置にある住居では、光ファイバーケーブルを引き込むのが難しく、1〜2階なら工事可能でも、3階以上では対応できないケースがあります。

事前に事業者へ相談し、設置の可否を確認しておくことが重要です。

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②管理会社・大家の許可が得られない場合

賃貸物件や集合住宅では、光回線の工事前に管理会社やオーナーの許可を得る必要があります。

特に、建物の外壁に穴を開ける工事が必要になる可能性があり、建物への影響を懸念して許可が下りないこともあります。

また、すでに光回線が導入されているマンションでも、新規契約ができない場合があります。これは、マンションの「集合装置」のポートが不足していると、新たな回線を追加できないためです。

いずれの場合も事前に管理会社やオーナーに相談し、工事の許可を得ておくことが不可欠です。

2.入居前に光回線の導入状況を事前に確認する

新居へ引っ越す前に、光回線が導入されているかを利用したい光回線の事業者に確認しておくことが重要です。すでに光コンセントが設置されている場合や回線が導入済みであれば、新たな工事なしでスムーズにインターネットを利用できます。

一方で、希望する回線が未導入の物件では、個人で工事が可能か事前に確認しなければなりません。管理会社や大家の許可が必要な場合もあるため、早めに相談しておくと安心です。確認を怠ると、入居後にインターネットを利用できない期間が発生する可能性があるため、注意しましょう。

3.早めに予約を申し込む

光回線の工事は、先着順で日程が決まります。希望する日程で工事を実施するには、できるだけ早めに予約することが重要です。

特に繁忙期は予約が埋まりやすく、希望の日程で工事を受けられない場合があります。引っ越しや回線の切り替えを予定している場合は、早めに申し込むことでスムーズに開通できます。

また、予約が遅れると開通までに時間がかかるだけでなく、インターネットを利用できない期間が生じる可能性があります。生活や仕事に支障をきたさないためにも、余裕を持って工事の手続きを進めましょう。

特に引っ越しシーズンの3月〜4月は申し込みが増える時期です。希望する日程で工事を行いたい場合は、繁忙期に入る前の早めに予約しておくことをおすすめします。

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4.工事は立ち会いになる

光回線の開通工事には、基本的に立ち会いが必要です。申し込みの際は、自宅に在宅できる日程を選ぶようにしましょう。ただし本人が立ち会わなければならないわけではなく、代理人でも対応可能です。都合がつかない場合は、家族や知人に立ち会いを依頼するとよいでしょう。

また次の条件に当てはまる場合は、工事の立ち会いが不要になることがあります。

  • 室内に光コンセントが設置されており、すでに光ファイバーケーブルが引き込まれている場合
  • 現在の事業者から他の事業者へと変更を行う場合

この場合、光回線の切り替え作業はNTT局舎内で完了するため、自宅での工事は発生しません。

まとめ

光回線を自宅で利用するには、工事が必要になります。工事自体は業者に任せられますが、依頼する側においては事前準備が重要です。

集合住宅で個人的に光回線の工事を申し込む場合、まずはオーナーや管理会社の許可を取得しましょう。そのうえで事業者に早めの予約を申し込むことが大切です。遅くとも1カ月前までに申し込みを行うと、希望通りの日程で予約できる可能性が高まります。 

事前準備をしっかり行い、スムーズに工事を完了させて、ご自宅に快適なネット環境を作りましょう。

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